Rubus Street
昨年、散歩していた時に偶然見つけた、キイチゴ属が左右に数百メートル続く道。キイチゴ銀座と呼んだり、のいちごパラダイスと呼んだりもしたが、最終的にはグローバルな展開を視野に入れ‘Rubus Street’という名に落ち着いた。
ここでは5種類のキイチゴ属を見ることができる。
Rubus Streetで一番広い範囲で見られるのはクサイチゴ。
地を這うものから、斜面を覆い尽くすものまで。去年はお弁当箱に山盛り摘んだ。
ニガイチゴは半分以上の花は落ちてしまった様子。まだ一部には細い花弁の花が見られる。
問題は、これです。これ、なに?
去年は開花がなく、葉っぱの印象だけでクマイチゴだと思っていたら、花も茎も特徴が合致しない。図鑑で見て一番近いのはヒメカジイチゴ。しかしちょっと違うような気もする。開花しているのは7割くらいで、3割くらいは散っている印象。
ナガバモミジイチゴはもう全部散ってしまって、あとは黄色い甘い実を熟される段階に入られたご様子。ザ・ナガバ!といった感じの細長い葉のものもあれば、あんまり葉が長くないナガバ?みたいなのもすぐ隣にあって、とまどう。そのへんの分類がよくわかっていません。
遠目に見てイタドリだと思ったこれ、ニガイチゴでした。これどう見てもイタドリでしょう。きんぴらにしたくなるでしょう。ニガイチゴでした。いやいやイタドリでしょう。
ナワシロイチゴも去年は見たけれど、今回は見つけられず。5種類くらいのキイチゴ属が見られる場所、ここがRubus Street。
そしてヘビイチゴもしれっと生えているしたたかさ。
街のカジイチゴ
淡路島での調査でも、カジイチゴは度々人家の庭先に植えられているのを目撃した。今回は、大阪の中心部に近い場所で確認。
昨年は見逃してしまったカジイチゴの花。バラ科の風格を備えている。
淡路島では山に生えているものを移植してきたという話を聞いたりした。さすがにマンションの植え込みに、山から移植してはいなさそうに思い、苗木として流通しているのでは推測。調べたら出た。Amazonでも買えます、カジイチゴ!
写真を撮っていたら、小さい子どもを連れた家族に「きれいだものね~」と言われた。観賞用としても耐えられ、かつトゲがないキイチゴ属。やっぱり庭木になる大きい理由はトゲがないことかなぁ。
カジイチゴつきのマンションなんてなかなか無い。
ヒサカキの花のにおい
この花のにおいを何に例えよう
わたしは、“たくあん” だと思います
いかがでしょうか