鳥・虫・ケモノと木の実のとりあい

アイノコフユイチゴ

頼れる相棒が急に姿を消したのは8月のことだった。フィールドワーカーの所持率100%超えのTG-3はまだ発見されない。コンデジを持たない日々、私の記録力はガタ落ちしている。ガタ落ちがいつも通り林縁を歩いていると、足元に可愛い赤い実が。 「フユイチゴだ…

基本姿勢の確認、そして反省

「人がどのように自然と関わってきたのか」ということに興味がある。それは過去の事として捉えることにとどまらず、「人はどのように自然と関わっていくことができるのか」というもう一つの興味につながっている。やれ木の実を食べると言えば、「なぜこの時…

コウゾ属の

カジノキか、ヒメコウゾか、コウゾか、ちゃんと見てこなかった。ただ赤い実がなっているのが嬉しくて口に放り込んだ。ゾリゾリと歯ごたえる。イチジクの種を噛んでいるような感覚。そして、実をとりまく毛が、それはそれはもう、舌にまとわりつくというか、…

ミヤマウグイスカグラ

それは、啓示のように降りてきた。 久々の休日、電車で本を広げると、ミヤマウグイスカグラの花の写真が出てきた。馴染みがなかったため、春に「この花なんだろう?」と気になっていたそれであった。職場へ向かう途中、たしか、この花を見た。そう思って今朝…

Rubus Street Collection 2017

世界が注目していない、最新のキイチゴ属情報をお届けします。 Rubus Streetとは・・・ 淡路島北部、散歩中に偶然発見した、5種のRubus(キイチゴ属)が軒を連ねる道。 クサイチゴ Rubus hirsutus モミジイチゴ Rubus palmatus ナワシロイチゴ Rubus parvifol…

タンナサワフタギの住人

タンナサワフタギが美しい花を咲かせ始めた。 本日の気温は29度ほど。カメラを構えていても、じんわり汗が出てくる。それでも日差しはまだ真夏ほどの強さはなく、タンナサワフタギの白い花をふんわりと見せてくれていた。 昨日は咲いていなかった花がぽふぽ…

ショウジョウバカマの花の色

祇園精舎の鐘の声、みたいである。そんなことはよい。 今年、人生で初めてショウジョウバカマを見た。写真では見たことがあった。変な名前、変な形。しれっと林内にも草地にも生えていた。林縁系かと思いきや、がっつり太陽に照らされる法面に生えるなんて。…

カンサイタンポポの正面

まったく意図しないメルヘンな写真が撮れてしまった。 そんなつもりはなかった。 お世話になっているタンポポ博士に、タンポポの正面の写真の提供をお願いしたら、すべてこの角度だった。「え、これ、横…」とこちらは思ってしまったが、先生にとっては総苞外…

クサイチゴの花

膝下よりも低い位置で咲くこの花のために、足を止める人をほとんど見ない。じっくり見ても、ちらりと見ても端正な花。 近頃多く過ごしている場所がやや寒い地域なのもあり、淡路島より2週間ほど遅れての開花のもよう。職場を囲うの柵の内側、コントロールし…

もぞる春

春が近づきソワソワしてくる。冬はゆっくり、鳥を見たり冬芽を見たり、霜のおりた植物を楽しんでいたけれど、春以降は待ったなし。次々と草は生えて木の芽は出て花は咲いて実がなって。虫もどんどん増えてくる。マムシももう起きた。 やらなきゃいけない系の…

沖縄のキイチゴ属3種盛り

リュウキュウイチゴ Rubus grayanus オキナワバライチゴ (リュウキュウバライチゴ) Rubus okinawensis ホウロクイチゴ Rubus sieboldii 3月上旬、沖縄にてキイチゴ属3種の開花を見ることができた。 ホウロクイチゴ以外は初めて。いずれもキイチゴ属らしい…

沖縄で見た白い実

ヤマビワソウ Rhynchotechum discolor (Maxim.) B.L.Burtt var. discolor イワタバコ科ヤマビワソウ属ヤマビワソウ 字余り。 葉をちゃんと見なかったのと、手元の図鑑がカバーできていないので、たぶん。生育地としてはキレバヤマビワソウもあるようだけれど…

ノボタン

実に半年ぶりの更新。(ややこしいですが「じつに」と読んでください) 沖縄某所にてノボタンと出会い、開花は見逃したものの、熟れ頃の実を見ることができた。 ノボタン Melastoma candidum ノボタン科ノボタン属ノボタン。こういう早口言葉的なの好き。 壷状…

夏のつる三昧

エビヅル カエデドコロ コイケマ センニンソウ タンキリマメ ナツフジ ボタンヅル ヤマノイモ 8月15日、淡路島にて撮影

オオミズアオ

大都会の夜道に、まさかの出会い。 あなた、そんなとこでなにしてるの、どこから来たの。 問いかけたのか、問いかけられたのか。

大都会の木の実

淡路暮らしから大都会に訳あって出てきたため、更新が滞ってしまった。しかし、木の実センサーは日夜稼働し、都会の木の実をリストアップしている。(自分の中でだけ)。写真は代々木上原駅近くで見つけたエビヅル。 覚えている範囲で、代々木公園ではムベと…

イモムシの排便

ゴールデンウィークの幕開けを予感させる、縁起の良い動画が撮影できました。 A scene of deficating caterpillar / イモムシのうんこシーン

アキグミ満開

近くで見ても遠くで見ても、さわやかなアキグミの花が満開。独特な白銀の出で立ち。気になる香りはここからかな? 花は、白と薄い黄色と、混ざって咲く。なんで一色じゃないのだろ。 これでもかー!といった全面開花。これが全部赤い丸い実になると思うとワ…

ムベの花

過去にアケビ科を食草とするアケビコノハを育てて以降、アケビやムベを自然と発見してしまう体質となった。無意識に、目が探している。本日はまたRubus Streetへ、標本を取りに行った。道中、アケビ科センサーが自然発動。 アケビの花の丸みを帯びた様子と違…

ミツバアケビ

先日の投稿のRubus Streetで、大きなミツバアケビの個体を発見。今年のアケビは花つきが良すぎるんじゃないかと巷(半径5mくらい)でウワサされているが、例に漏れずミツバのアケビも花が豊富であった。 黒くクシュクシュっとした小さな雄花に、凛と世界に…

Rubus Street

昨年、散歩していた時に偶然見つけた、キイチゴ属が左右に数百メートル続く道。キイチゴ銀座と呼んだり、のいちごパラダイスと呼んだりもしたが、最終的にはグローバルな展開を視野に入れ‘Rubus Street’という名に落ち着いた。 ここでは5種類のキイチゴ属を見る…

街のカジイチゴ

淡路島での調査でも、カジイチゴは度々人家の庭先に植えられているのを目撃した。今回は、大阪の中心部に近い場所で確認。 昨年は見逃してしまったカジイチゴの花。バラ科の風格を備えている。 淡路島では山に生えているものを移植してきたという話を聞いた…

ナガバモミジイチゴの花

キイチゴ属の中でもティッシュ感が強いナガバモミジイチゴ。鼻水拭きたくなっちゃうね。3月28日撮影。淡路市にて。

なにをお花見

お花見といえばソメイヨシノでしょうけれど、なにを見るかは自由である。 アケビも満開。 ヤブツバキも満開。 樹木界のヒール役、シキミだって絶賛開花中。 クサイチゴも、ナガバモミジイチゴも開花中。 でも、みんなの結実期はちょっとずれる。

アケビの花見

桜を見に公園に出たら、アケビの花が咲いていた。花は食べられるらしい。わんさかついていたから、今年は1度試してみたい。ナワシログミも、大きくなっていたけれど、まだあと一息。兵庫県にて。

ヒサカキの花のにおい

この花のにおいを何に例えよう わたしは、“たくあん” だと思います いかがでしょうか

しわしわ

放置していた木の実4つ。左上 ナシ左下 ムベ右上 シマサルナシ右下 アオテンナンショウ(のはず)これら4つは、腐ることなくしわっしわ腐ったのは、2つに割ったキカラスウリ割らなかったものはしわっしわにカビが生えたのはツブラジイ変化もいろいろ

ポスター発表

生態学会のポスター発表で、たくさんの方に研究を聞いてもらうことができ、またたくさんのアドバイスやコメントをいただいた。暗中模索にただただできることを進めてきた今回の研究が、多くの方に楽しんでもらえたこと、学会という場で評価していただけたこ…

木の実カレンダー

木の実論文が仕上がり、発表も終え、淡路での木の実生活が終わろうとしている。はずなのに終わらない。学会でのポスター発表の準備は、まったく不十分である。バタバタしすぎて一ヶ月も沈黙してしまった。次年度はもっと木の実をがんばりたい。 淡路島のこど…

マシンが叫ぶ

木の実論文にかかりきりで、木の実を探しに外へ出ることもない日々。しかし近くを見渡せばアカネ科のあの子がいた。 師匠が拾ってきたマシンが唸り、美味しい木の実汁がプスプスと注がれる。 いろんな淹れ方を試して、あなた好みの木の実汁をお楽しみいただ…