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鳥・虫・ケモノと木の実のとりあい

つばきのたね

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つばきの種で笛を作っていたと子ども時代の話を語ってくれた人に作り方を習うべく見つけては拾っている。あまり小さいのは向かないそうで、大きいのを探して回る。コンクリートですりつけて穴を開けて、そこから錐で中をほじくりだしてみると、錐が油でべとべとになるくらいたくさんの油を含んでいた。これがうわさの椿油!笛はさておき油に夢中になり、中身を取り出しては砕いて、錐の柄で押しつけて絞り出すと、それはそれは豊潤に油が出てくる出てくる出てくる。おかげで錐の柄はしっとりと油を含み色が変わり、木机も潤い、余った油は髪や手に塗って自分も潤った。

 

中身はマロングラッセのように美味しそうな見かけでも、食べるとえぐみがすごいそう。ちょっとだけかじったら全然味がしなかったが、がっつりかじった師匠は顔をゆがめて苦しんでおられた。