Rubus Street Collection 2017
世界が注目していない、最新のキイチゴ属情報をお届けします。
Rubus Streetとは・・・
淡路島北部、散歩中に偶然発見した、5種のRubus(キイチゴ属)が軒を連ねる道。
クサイチゴ Rubus hirsutus
モミジイチゴ Rubus palmatus
ナワシロイチゴ Rubus parvifolius
ニガイチゴ Rubus microphyllus
これらおなじみのフェイスに加え、
ヒメカジイチゴRubus x medius Kuntze
以上5種と出会うことができる。
草刈りが行われなかったためか、クサイチゴが不作であったが、モミジイチゴとヒメカジイチゴの実りっぷりは、過去最高に見事であった。モミジイチゴは、筆者の印象では例年もう少し早い時期に結実し、クサイチゴが実るころにはピークを過ぎている。今年はどういうことか、クサイチゴ・モミジイチゴ・ヒメカジイチゴのピークが同時に来ているようで、幸運なことに3つの旬を一度に楽しむことができた。
ナワシロイチゴは、今が開花時期(閉鎖花だけど)、
ニガイチゴはもうプリップリに向けての準備段階に入られている。
真っ赤なクサイチゴ、真っ黄色なモミジイチゴ。
その中間を探るような、品のいい橙色のヒメカジイチゴ。
野生種に期待しない気持ちを見事に裏切る、申し分無い食味でありますよ。と言ってみても、味の情報共有は難しい。
太陽の光に透けてキラキラと輝く宝石のようなRubusの実たちは、筆者にとっては宝実に違いない。これを奪い合う時代に無いことを喜んでいたりする。もっとみんなに知ってほしいという気持ちは無いでもないが、「安心してください、私が食べます」という気持ちも正直なところである。
敵は、鳥。敵は、テン。人と争っているヒマはないのである。