ミヤマウグイスカグラ
それは、啓示のように降りてきた。
久々の休日、電車で本を広げると、ミヤマウグイスカグラの花の写真が出てきた。馴染みがなかったため、春に「この花なんだろう?」と気になっていたそれであった。職場へ向かう途中、たしか、この花を見た。そう思って今朝探してみると、上の写真のような見事な赤い実がぶら下がっていた。
やや薄暗い林縁、背の低い小さな木。モッケモケであることと、托葉の形からミヤマウグイスカグラLonicera gracilipes Miq. var. glandulosaと同定してみたものの、ヤマウグイスカグラLonicera gracilipes Miq. var. gracilipeとの違いを熟知していない。
お味は、食べ応えの無いサンクランボといったところ。しかし、花の可憐さからか、高級なものをいただいたような気分にはなれた。
毛がすごいね、毛が。とはいえ舌触りには全く影響なしでした。