鳥・虫・ケモノと木の実のとりあい

アイノコフユイチゴ

頼れる相棒が急に姿を消したのは8月のことだった。フィールドワーカーの所持率100%超えのTG-3はまだ発見されない。コンデジを持たない日々、私の記録力はガタ落ちしている。ガタ落ちがいつも通り林縁を歩いていると、足元に可愛い赤い実が。

f:id:Rubus_hirsutus:20171101102115j:plain

 

フユイチゴだ!」

「いやまてよ、葉っぱの先が尖っている」

「ミヤマフユイチゴか・・・」

しかしミヤマフユイチゴの額は無毛という。

今年もアイノコフユイチゴとして良いだろうか。

 

前に見つけたのは12月半ばを過ぎていた頃。10月末から結実なさるとは結構お早い。フユを名乗るには早計ではないか。まだ実りはじめという気配ではあったが。

 

みずみずしく、上品な甘み。

冬の訪れを知らせるイチゴさんである。

 

(写真は携帯カメラにて撮影)